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何ができるのだろうか? [仕事]

久々の更新です。

3月からスタートしたUstream Studioの立会いのために13日まで福岡へ行ってました。

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3月11日15時頃、仕事現場である博多阪急に向かい、歩きながら携帯で仕事関係に電話をしても、通話する前から「通話終了しました」の文字がでてしまうので、その時は電波悪いのかなと勝手に思って、後からかけなおすことにしました。

その後、仕事現場に着くなり「東京で大地震!」との知らせをスタッフから聞き、その時、やっと電話が通じない理由をなんとなく理解したという感じでした。
その時点では東北での大震災のことはまったく知らず、「東京で大地震!」との知らせから、東京の友人に状況確認のメールをしましたが、なかなか届かなかったらしく、数時間後に東京の友人達から「かなり揺れたけど大丈夫」との返事が届き、ホッと一安心。
その後のメールで「電車が動かないので帰れない」との知らせが来たので、かなり大きな地震だったんだなと思い、ホテルに戻り、テレビをつけたところ、悲惨な映像が目に入ってきました。

福岡では、まったく揺れを感じなかったため、テレビの映像を通じてしかわかりませんでしたが、この東北地方太平洋沖地震が過去最大級の自然災害として日本全土に多大な被害をもたらしたことは容易にわかるものでした。

当然のことですが、この災害の余波は福岡まで届き、翌日に予定されていたイベントは、ほとんど中止となりました。

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私の会社から3/9にCDをリリースしたばかりの増井ココロのライブも中止になりました。

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日本は宿命的に地震が起こる国です。
これは、誰にでも降りかかる可能性のある災害であり、たまたま、その場所に居合わせてしまったことは運がなかったとしか言いようがありません。逆に言うと、今回の災害に合わなかったことが、どんなに幸せなことなのかも実感しています。

災害から10日経ち、メディアに登場するアーティストの方々は「できる限りのことは何でもします」的なことを口々に揃えて言っています。
こういう災害時に私達エンタテインメント業界の人間が「できること」って何でしょう?
儲かっている人は、義援金として大金を寄付とかできるでしょう。
そうでない人は、なけなしの財布から数百円から数千円を募金箱に入れることが精一杯。

お客さんを集められるアーティストの中には、ライブでお客さんから募金を募り、それを寄付している方もいます。
しかしながら、この災害の影響でライブ活動を中止せざるをえないアーティストとも会いました。
そういったアーティストの中には、ライブでCDを売ったりして、生計の一部を成り立たせている者も多くいます。
ライブがなくなるということは、こういった収入がなくなると同時に、自分達のライブを楽しんでもらいたいと思ってきたアーティスト達にとっては、ファンをがっかりさせてしまうことでもあります。
そのことに、心を痛めているアーティストもいます。
そういった意味では、彼らも被災者なのかもしれません。
とは言っても、生きているだけで幸せだと思わねばいけないですね、今回の震災で亡くなったアーティストの方もいるかもしれないのですから。

メディアで電力会社や消防隊の方々が命がけで作業しているのを見るにつけ、その方々への感謝と同時に自分の無力さを感じ、いまだに何ができるのか?の答えが出ないでいます。


亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災者及びそのご親族、ご関係者の皆様に心からお見舞い申し上げます。





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